2012年1月2日月曜日

天変地異?



久しぶりの投稿で大きなテーマを取り上げますが、今季はとにかく自然界がおかしいです。私は単に季節がずれているだけだと思っていましたが、どうもそうではないようです。4月上旬、いつも入っていた山では池のクロサンショウウオの卵塊を数えるのが恒例でしたが、今年は雪に覆われたまま、池が開いていない状態でした。季節が遅れている…その後も花の咲く時期、葉が展開する時期、昆虫の発生する時期、渡りの鳥が飛来する時期、セミの出てくる時期など自然界の様々な事象が10日から2週間くらい遅れていました。これは結局修正されることなく冬まで続いています。そして紅葉の時期も遅れ、未だに散っていないイロハモミジが少なくありません。私は単に季節のずれだと思っていましたが、それだけでは説明がつかない現象があります。紅葉が終わった木の葉が散らずに残ったままなのです。イロハモミジだけでなくイチョウ、ケヤキ、エノキ、多様な落葉広葉樹で葉が落ちていない木がたくさんあります。それだけではなく、サクラが返り咲きしたり、様々な樹種で新しい葉が展開してきたり、おかしな現象が現れています。小金井公園ではつい何週か前にエゴノキの花が満開に咲いたとか…植物だけではありません、鳥類もおかしくて今シーズンは冬鳥の飛来数が極端に少ないです。井の頭公園に限らず、どこのフィールドも似たような感じで閑古鳥だそうです。これも最初は季節のずれかと思っていましたが、もういい加減数が増えてもいいようなものです。それが変わらず鳴かず飛ばずです。

これら天変地異といってもいいような異常現象の原因を考えた時、私は放射線量の増加しか思い当たる理由がありません。地球温暖化では説明がつかない事象が多すぎますし、今季だけ極端におかしな事象が現れるのもおかしいし、今季はそんなに気温が高い日が続いているわけではありません。これは原発事故以降の放射線量増加を自然界が敏感に感じ取った結果ではないでしょうか。平常0.04~0.05μSV/h程度だったといわれている東京の放射線量は0.08~0.12μSV/h程度に倍増しています、これの人体への影響は軽微かもしれませんが、線量が倍増しているのは事実です。これが人間よりもはるかに小さい生きものたちにとって大きな影響を及ぼすことは十分に考えられるのではないでしょうか。私たちはこの後も推移をモニタリングしていきたいと思います。