2011年9月30日金曜日

冬虫夏草

これはなんでしょう?犬のフンではありません。野生動物のフンでもありません。
これはキノコです。俗にいう冬虫夏草で、ツクツクホウシタケという種です。その名の通り、ツクツクボウシにつく菌類で、写真左端が幼虫、右端が子実体(キノコ)です。たくさんあるものではありませんが、井の頭公園という身近なフィールドでもこのような生物が存在するのです。あらためて身近な自然の奥深さを知った想いです。

2011年9月4日日曜日

アケビコノハ

野鳥の閑散期の私たちのアイドル?アケビコノハは今年少し遅れて出現してくれた。今季はもうダメなのかとも思ったが、結果的にそんなことはなかった。そして今季はこの緑タイプを初めて観察。今まで観察したのは黒と茶タイプばかりだった。こいつは先日まで黄土色をしていたのが育って緑色に変化したようだ。目玉の模様が白内障のように薄いのが特徴だ。

2011年6月15日水曜日

ドクダミ

ドクダミにはなぜかネガティブなイメージがある。たぶん子供のころに野遊びしていて、ドクダミを踏み、その強い臭気にやられたことが軽いトラウマになっているのだと思う。しかしドクダミは薬効成分が豊かで生薬や漢方など広く利用されている。あの匂いだって、大人になってあらためて確認してみると悪臭とは思えない。花だってこんなに美しい。ちなみに4枚の白いのは花びらではなく、本当の花は小さく、中央に密集している。

2011年5月30日月曜日

パタゴニア吉祥寺店オープン!

パタゴニアの西東京初となる直営店が吉祥寺にオープンしました。場所は吉祥寺駅の南口、吉祥寺通りをいせや本店から少し南下したところです。1Fはメンズ、B1Fがウィメンズ、キッズとなっていて、直営店らしく品揃えが充実しています。
http://www.patagonia.com/jp/patagonia.go?assetid=61972
なんといっても井の頭公園に程近いロケーションがポイントです。今後、井の頭かんさつ会および井の頭バードリサーチ、高野丈個人などいろいろなアプローチでイベントをご一緒していければと、早速営業してきました。

2011年5月24日火曜日

きのこの魅力たっぷりの写真展

きのこに魅了され、阿寒を中心に撮影に取り組んでいる新井文彦さん。
本業はコピーライターで、阿寒の森でネイチャーガイドもされています。
きのこってこんなに可愛いの?!キレイなの!?と思わせてくれる作品の数々は
本人のお人柄を表しているかのようにやさしい雰囲気に満ちています。
千駄木の一角で、まるで豊かな森の中にいるような雰囲気を体験してみませんか。
写真展は明日25日までです。
http://flewgallery.jp/exhibition/20110520/index.html

2011年5月21日土曜日

梅酒ダイニング明星

 「梅酒ダイニング明星」は知人が飯田橋に出店した飲食店。梅酒好きな知人は梅酒好きが高じて、ついに商売を開始してしまった。ちなみにオーナーの明星さんの本業は医師だ。
 梅酒ってどうなんだろう…最初は懐疑的にみていたが、いざ何種類も飲み比べてみると、実に美味であるとわかった。特にブランデーベースのものが好みに合うようだ。梅酒のラインナップは約400種!で、料理もなかなか気が利いているし、おススメの店です。
http://www.umeshudining.com/

2011年5月1日日曜日

脱原発!

 知人の呼びかけで、上関原発建設問題を取材したドキュメンタリー『ミツバチの羽音と地球の回転』を吉祥寺・三鷹地区で自主上映し、原発の恐ろしさとそれを設け、運営するインチキに気づいてもらおうと、立ち上げ準備の「試写会」が開催された。
 上関原発問題については、それを取材していたジャーナリストから話を聞いて知り、今年に入って住民と衝突しながら工事を強行している様子をustreamなどで見て、これだけ大きな問題なのにマスコミが黙っているのはおかしい!と憤ってツイートしたりしていた。そのタイミングで大震災が生じ、東電福島第一原発の事故が起き、放射能漏れが現実のものとなったので、不要なタイムリーだった。
 私は科学や文明を否定しないが、原子力利用は行き過ぎだと考えている。人間は所詮、この宇宙の大きな仕組みの中で動いている生きもの。節度をもって発展してゆくことが、これからの時代特に重要となってくる。

2011年4月10日日曜日

一脚の雲台

写真を撮るとき最も機動力があるのは手持ちだけど、超望遠レンズを使う場合にはなかなか手持ちだけでもツライものがある。三脚は確実なのだけど、機動力が大幅に落ちる上に生きものに警戒されるので動物写真には向いていない。そこで一脚が折衷として好適なのだけど、雲台に工夫が必要。今までアルカスイスの自由雲台を使っていたけど、左右に倒れてしまうので使いにくかった。そこでティルト雲台を求めたが、有名メーカーのモデルは全て耐荷重量が低く使えない。いろいろリサーチした結果、RRSの一脚雲台が好適だとわかったので早速注文、輸入。軽量で耐荷重が高い逸品。

2011年3月9日水曜日

七井橋リニューアル

工事中だった井の頭池の七井橋のリニューアルが完了し、幕が取れた。前の橋よりはマシだけど、2011年のデザインかというと、ちょっとどうかと思う。電装も仕込んでいたので、夜の演出の仕掛けなども見て、評価したい。
擬木は良くできているけど、本来的には御殿山の雑木林を間伐し、その材を橋に利用するなどすると最適なのだが、今の西部公園緑地事務所にそこまでの実力や気概はないだろう。
井の頭公園と玉川上水の自然環境や整備に関わるようになったので、より良い公園づくりへの関心が高まっている。

2011年3月6日日曜日

ハートな顔


冬芽観察は面白い。顔に見えるだけで、実際には顔ではないことを理解しているのだが、自然界の「顔」の数々を探すのは楽しい。先日の第68回井の頭かんさつ会「冬芽の観察」で観察した中で私が最も好きな「顔」はこのカラスザンショウ。ハートの形の葉痕、微笑んでいるような「表情」が好感だ。

2011年1月20日木曜日

侵入者

親しい編集者とイラストレーターを案内して井の頭公園を回っていると、カラスたちの出動の場面に出会った。黒いカラスたちに白いのが一羽混ざっていた。(オオタカ。。。)経験的に最初はそう思ったが、(何だかトロイな。。。)全体にドンくさい動きでゆっくりと旋回上昇していた。「ノスリかな」この2日ほどグループで確認していたノスリだとほどなく判った。普段いない侵入者を追い出すべく、ハシブトガラスたちは執拗に追いかけていた。ノスリは風切りも尾羽もボロボロだった。
土曜日のNHKの取材や日曜日の井の頭かんさつ会でこんな場面が観られれば嬉しいが、そう思い通りにいかないのが野鳥観察だ。

2011年1月16日日曜日

寒空に

空気が冷たい上に風があったこともあり、東京とは思えないような寒い一日だった。祖母の一周忌の法要を行ない、夕方から「Bセンス」の新年会に出席してきた。
ほどほどに飲んで、三鷹まで帰ってきてバスを待った。南口のロータリーのケヤキは日曜日の夜だからかイルミネーションが消えていたが、今夜もハクセキレイたちはねぐらを取っていた。パチンコ屋の灯りまで消えたら彼らは来ないだろう、寒空で寝るのは大変だなぁなどと思索した。ハクセキレイたちの下ではバスを誘導する係のおじさんが一生懸命交通整理していて、この寒さで風邪などひきませんように、と思った。